【感覚的に使い分ける!】「issue」と「problem」

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今回は「issue」と「problem」の使い分けについて
皆さんと考えて行きたいと思います。

両方「問題」という意味を示す単語。
実は、先日来より闘っている大学の教員とのやり取りで出て来たので、
皆さんに共有するのに良い機会だと思ったのです。

参考までに・・
タイという国は教師が生徒を服従させる、という関係が習慣的です。
社会的な地位によって上下関係が激しいのは、日本よりタイの方が激しく、
東南アジア全般にその様な傾向があるようです。

「階級を重んじる」文化なので、批判をするべきものではないのですが、
教師の他には、例えば医師・看護師なんかは本当に偉そうにしています。
そういう人達は、「自分は尊敬される事が当然の文化」なのです。
「生徒の目線に立って」とか「患者さんの目線に合わせて」とかは、
あまりあないんですよね。

それでも、タイも昨今の医療サービスの在り方や医療者教育には「Patient center」という概念が主流になりつつあり、その内この風習も形を変えていくかもしれません。
その点、日本の教育には「対等」とか「平等」などが強く根づいていますので、
私からすると今のタイの「理想」と「現実」のギャップがすごいなあと思いながら見ています。

余談が長くなりましたが、早速本題に入りましょう!

「Issue」

「issue」は名詞、動詞(自・他)両方に意味があります。
しかも、名詞が取るの意味の多さ!
マイナーな意味では文脈の前後で理解するしかないですね。

【名】
1.〔議論すべき〕重要な話題[問題]、問題点、論点、争点
2.〔問題の〕核心、急所
3.〔困難や問題の〕決着、結果
4.〔世間の〕関心事、注目を集める事柄
5.〔定期刊行物の〕号 ※ある日や時期に刊行される雑誌の一冊
6.〔出版物の〕版、刷 ※同じ版を使って印刷される書籍
7.〔流通している〕株式、株券
8.〔新規発行される〕債券、切手、通貨
9.〔公的機関による〕支給、交付、割り当て
10.〔公的機関からの〕支給[配給]品[量]
11.〔液体などの〕流出、放出
12.〔液体などの〕出口、流出口
13.〔傷口から出る〕膿、血液
14.《病理》〔膿が出る〕傷口、潰瘍
15.〔土地や財産からの〕利益、収益
16.《証券》〔株式などの〕銘柄◆銘柄は有価証券の名称を意味する。
17.〈古〉《法律》〔人の〕子孫、子ども、跡継ぎ

【他動】
1.〔声明や警告などを〕公表する、発布する、発令する
2.〔公的機関が衣服や食料などを〕支給する、配給する
3.〔債券や手形などを〕発行する、振り出す
4.〔新聞や書籍などを〕出版する、刊行する
5.〔液体や気体を〕放つ、放射する
6.《野球》〔四球を〕与える

【自動】
1.〔物があることから〕生じる、出てくる
2.〔結果があることから〕起きる、由来する
3.〔利益などが〕生まれる、増える
4.〔債券などが〕流通する、発行される

「problem」

【名】
1.〔答えるべき〕問題、課題
2.〔困難・害・迷惑を及ぼす解決されるべき〕問題(点)
3.  困難な状況[事態]、扱いにくい人 ※可算

【形】〔人の性格などが〕扱いにくい、問題のある

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教員とのバトルの顛末 ~issueとproblemの使い分け~

では、私がケンカした教員とのやり取りを見てみましょう。

事の始まりは、covid-19による就学期間の延長により、
困難に直面している無給の学生に無関心な教員に「腹が立った」末のやり取りでした

タイでのコロナ感染対策は非常に厳格で、
行動制限によって修士研究にも多大なる影響が出ました。
既に、卒業予定を2ヵ月間過ぎて無給状態の私には、
研究エリアに入れなくなったことによってデータ収集にかかる「予算」が2倍以上に膨れてしまった事が非常に大きな悩みになっていました。なので、大学からの救済措置があるのでは・・と期待した訳です。

相談事項や各種提案は、Supervisor(一番の責任教員)に真っ先に相談しないといけない決まりになっているので、決まり通りに彼に相談しました。それに対して彼が返して来た返事が、

「This is not my issue」

「This is not my issue」
直訳すると「それは私の案件ではない」というような感じですが、
この状況下で相手に与えるニュアンスとして「私に相談しても困る」という意図が含まれます。

「私の案件ではない」→「私が判断できる案件ではない」→「私に相談されても困る」

そして、彼は「「修士課程プログラム全体の責任を見ているProgram Directorに相談しなさい」と言いました。(ちなみに私のSupervisorはセンター長なので、一番偉くて権限のある人ですよ!)

この時点でかなりカチンと来ていたのですが、何とか気を静めてProgram Directorである、私のAdvisor(Supervisorを補完する教員。大学院では1人の生徒に3名ほどで構成されるアカデミック・コミッティが編成され、私の通った大学では1人のSupervisorと2人のAdvisorが生徒の研究指導を担当しました)に連絡しました。そこで彼女から帰って来た返事が、

「This is not my issue, too. I cannot respond to your problem.」

「This is not my issue, too. I cannot respond to your problem.」
「それは私でも扱える事案ではないわ。あなたの(個人的な)問題には対応できないし。」という感じです。「私個人では何も出来ないの。それに、研究にダブルの費用が掛かろうが、それはあなた個人の問題ですよね」という意図が含まれています。

まとめ:使い分けのポイント

この「issue」と「problem」の使い分けは、一緒に勉強すると良いとされています。

例えば
「He is an issue」
「彼はちょっと厄介だよね・・」=歪曲的に「どうにかならないかなあ・・」という気持ちを示していて、議論されるべき問題として扱っている。

一方で

「He is the problem」
「彼は問題だよね」=取り扱う事によって解決出来るであろう問題を彼が起こしている。

「problem」は既に表面化してしまって何か対策や議論をする事によって解決が出来そうな事象を指す場合が多いようです。

「issue」は「problem」に置き換えても通じますが、その会話や文脈にこめられる意図によって使い分ける事がお勧めされる単語である事には間違いないと思います。
私個人としては、ダイレクトに「問題」と言うのを避ける時に 「issue」を使うようにしていますが、明らかにアウトな事柄に関しては「problem」を使うようにしています。

今回の私と大学教員とのやり取りが、この「issue」と「problem」の使い分けを理解するのに、沢山のみなさんのお役に立つととっても嬉しいです笑。

この2つの単語の使い分けは以下のサイトがとっても分かり易くまとめてくれています。
「ネイティブは「Problem」と「Issue」を微妙に違った感覚で捉える」

併せて読みたい:【解決!】Tell, Talk, Say, Speakの使い分け徹底解説

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