【まとめ:TOEFLを徹底解説!】

この記事は約8分で読めます。

英語力を身につけたい人にとって、いわゆる“2大公式テスト”であるTOEFLとIELTSは、常に頭の中にあるワードなのではないでしょうか?

「今はまだまだだけど、その内!」
「何度もスコアアップを目指して受けて来ました!」と、様々かと思います。

そもそも「受験や就職の度に聞かれる英語のスコア、一体何のため?」
と疑問に思う方も中にはいるのでは、と思うのですがどうでしょうか。

かくいう私も留学までこの試験を受けた事はありませんでした(!)。
“コミュニケーションが取れればいいでしょ”と思っていたからなのですが、
本当にこのテストでコミュニケーションスキルや
学術的な理解レベルを測る事は可能なのでしょうか?
なぜ、多くの機関(学校や企業)で公式テストのスコアを尋ねられるのでしょうか?

それらのなぞに迫るため、今回はTOEFLの概要をおさらいし、理解を深めたいと思います!
知る事は攻略なり!

全体の情報は以下公式HPよりまとめました。
TOEFL英語サイト
TOEFL日本語サイト

TOEFLとは?

TOEFLはTest of English as a Foreign Languageの略で、
英語を母国語としない人向けに作られた、
アメリカの教育団体ETS(Educational Testing Service)(1947~)の英語能力テストです。

このテストが開発された理由は、
当初はアメリカの大学に留学する非英語圏内からの学生を受け入れる時の
基準設定と振分けのためでしたので、
今日も世界中のほとんどの大学でETSの英語学力テストが導入されています。

TOEFL の種類

TOEFLでは一般向け(iTB)と団体向け(ITP)に分けてスキームを提供しています。
それに加え、年齢別に11歳から15歳向けのTOEFL Junior、
8歳から10歳向けのTOEFL Primaryなど子供向けの検定スキームもあるようです。

ここでは様々な用途でスコア提出を求められる一般向け(iTB)と団体向け(ITP)について
触れて行きます。

TOEFL iTB

2005年にInternet-Based Test形式として導入され、
一般的に “TOEFLテスト”と言う時は、このiBTを指すことになります。
今では、ETSの検定スキームが何種類か開発されたのに合わせて、
“iTB”まできちんと表示されるようになりました。

合計3時間の試験時間です。
公式HPでは開始30分程度前からオンライン接続の準備をするよう推奨されています。

1.構成:Reading, Listening, Speaking and Writingの4つの能力を評価します。

Reading学術環境における読解力を評価します。
このセクションで出題される文章は大学の教科書レベルで見られるあらゆる分野のトピックが選定されています。出題はその文章に書かれている事柄から出されるのでそれらの分野に詳しい必要はありません。あまり頻用されない単語はグロッサリーで説明されます。

【出題形式】3~4つの約700文字くらいで構成された節(文章)について各10問の質問が設置されています(全30-40問)

【時間】54~72分

Listening①「会話」と ②「講義」を聞き取るスキルを評価します。

【出題形式】
・会話理解力:2人による会話を2-3形式を各3分間、各5設問
・講義理解力:3-4形式を各3-5分間、各6設問
合計28-39問
※このセッションは録音が許可されています。

【時間】41-57分

【スキル評価】以下2つの要素で評価されます:
・基礎理解力:basic comprehension
・運用的な理解力:pragmatic understanding
=話し手の立場や正確さを理解し、得た情報を関連づけ統合する力

Speaking学術環境において効果的に話すスキルを評価します。

【出題形式】教室の中と外で良く遭遇するリアルな状況から4つのタスクが出題されます。
設問が与えられてから15-30秒の準備時間の後、45-60秒で返答します。
このセクションは17分間で完了するよう返答します。

【判定方法】ヘッドセットのマイクに向かって話したものが録音されETS機関に送信された後、
AIによるスコアリングと人による判定の混合方式で採点を行います。

【スキル評価】
・Q1=independent speaking task 独自で話すタスク:
自分の意見やアイデア、経験などを発言する事が求められた時に対応するためです。
・Q2-4= integrated speaking tasks 英語スキルを統合して話すタスク:
普段の生活では、話すだけではなく、聞いて話す、聞いて読んで話す、と言うように複合的な
スキルを必要とする場面に対応するためです。

Writing学術環境における英語記述能力を評価します。明確でまとまりのある方法で意見などを表現する事が求められています。

【出題形式と評価スキル】
・Integrated writing task 統合的な記述タスク(20分):短い文章を読み短い講義を聞き、
何を読んで聴き取ったかを記述する。
・Independent writing task 独自の記述タスク (30分):出題されたトピックに関する自分の
意見や経験について記述する(小論文)。

【時間】合計50分

【判定方法】パソコン上でタイプした答案がETS機関に送信された後、
AIによるスコアリングと人による判定の混合方式で採点を行います。

2.結果通知と採点方法
各セクション、0-30点(合計にして0-120点)で採点・評価されます。
得点により4-5段階に分けて、スキルのレベルを測る目安にしています。
合計点によるレベル分けは公式ページの中では発表されていません。
あくまで、4つの各英語スキルの中で判定し、
強みと弱みを見分け今後の改善に生かす事が望ましい、という事でしょう。

試験結果は受験のために作成したETSで作成したアカウントに
6-10日前後で結果が通知されます。
受験登録の際に、成績を送付する機関先を設定した人は自動的に結果も送信されます。

<得点とレベル早わかり表>

SkillProficiency level
ReadingAdvanced (24–30)
High-Intermediate (18–23)
Low-Intermediate (4–17)
Below Low-Intermediate (0-3)
ListeningAdvanced (22–30)
High-Intermediate (17–21)
Low-Intermediate (9–16)
Below Low-Intermediate (0-8)
SpeakingAdvanced (25–30)
High-Intermediate (20–24)
Low-Intermediate (16–19)
Basic (10–15)
Below Basic (0–9)
WritingAdvanced (24–30)
High-Intermediate (17–23)
Low-Intermediate (13–16)
Basic (7–12)
Below Basic (0–6)

TOEFL ITP(Institutional Testing Program)

それぞれのスキルセクションで得点別に詳細を知りたい方は、以下のサイトを参考にして下さい。それぞれのレベルでどの様にスキル評価されているか載っていますので、
自分の今の実力を知るのに非常に参考になります。
Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test (PDF).

TOEFL ITPは教育機関などが開催する団体受験です。
iTBを受けるかITPと受けるかは、Requirementに従ってどちらを受験するか選択して下さい。
ITPにはSpeakingとWritingがないので、Listening, Reading, Grammarの3セクションで評価され、採点は310点から677点で評価されます。

iTBとITPの違い

就職や活動の参加申請などで提出する履歴書ではiTBを受験してスコアを記すのが一般的です。
ITPは機関受験なので、試験を実施する大学などを調べて受験資格を確認しなくてはいけません。

修士進学や留学の場合、大学によって要求される公式テストが指定される場合もあり、
ITPを採用している大学では定期的に試験を実施している所も多いです。
行きたい大学が決まっている人はピンポイントでその大学が実施するITPを受験する方が早くて
簡単な場合もありますし、受験料も抑えられます。

では、難易度は違いがあるのでしょうか。
時々、“ITPの方が時間が短く、3セクションしかないのでiTBより簡単”という
コメントを見かけますが、目的そのものが違うので、一概にそうとは言えないと思います。

実際、設問を見てもITPは文章が難解で高度な語彙力と文法上の理解が求められています。
論文などで文献をたくさん読んでそれらを正しく理解し根拠として使用する場面なども多いのと、学術プレゼンなどもそれ相応のレベルで実施するだけでなく理解しなくてはいけないので、
ITPにはスピーキングはありませんが、学術環境への適応レベルを評価するものだと思います。

概して比較しても、どちらもそれなりの英語力を有しないと高得点は取れないという点では
変わりはないと思います。

<TOEFL iTBとITPの違い>

iTB

ITP

テスト形式 オンライン(PCベース) 筆記(ペーパーベース)
試験時間 約4~4時間30分 約2時間
受験形式 個人受験(一般募集) 団体受験(機関募集)
目的 アメリカ・カナダなどの大学留学では必須 クラス分け、大学院入試、留学生選抜など
評価スキル リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4セクション リスニング、リーディング、文法の3セクション
得点 0~120点 310~677点
特徴 発信力、即応力の評価や強化 語彙力、速読力などの評価や強化


受験料

・iTB=235ドル(日本円にして約25,000円)

・ITP=機関によって受講料が設定されている場合や、日本では10名以上の団体でCIEE(Council on International Educational Exchange)へ実施を申し込む際に料金を確認して下さい。様々なサイトを見ていると3,000円くらいから6,000円位のようです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました