【意外にあいまい?】「環境・状況」を表わすEnvironment・Circumstance・Surroundings・Atmosphereの使い分けポイント

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みなさん、こんにちは!

今回は、「環境」という名詞を意味する4つの英単語:
Environment・Circumstance・Surroundings・Atmosphere
の使い分けについて勉強していきましょう!

論文やちょっと形式ばったレポートを書く時、この「環境」を表現する状況って何気に多い事に気がついたのです。

この4つの言葉の中では、お互いに「類義語」関係にあるものもあれば、そうでないもの=別の状況で使うものもあります

単語の詳細を調べると、以下のようにまとめることが出来ます。

Environment 「地球上の環境」「人や物に影響を与える環境」
Circumstance 「物事や何か(を取り巻く)の状況」
Surroundings 「人や物などの身近にある環境や状況」
Atmosphere 「地球や特定の人・物の周りにある大気や空気層」
「一定の場所に流れる雰囲気や気分」

さあ、一つひとつ見て行きましょうね!

参考辞書:Oxford Learner’s Dictionary

英辞郎 on the WEB Pro


Environment

uncountable, singular:不可算名詞、単数扱い


1.the surroundings or conditions in which a person, animal,
or plant lives or operates.
(the air, water, and land in or on which people, animals, and plants live)
ex) We need to understand the historical dimension how the earth’s environment has been developed.

1.人、動物、植物の生命や営みの周辺環境もしくは条件(人、動物、植物が住む場所にある空気、水、土壌)
例)我々は地球の環境がどの様に発達してきたかについて
歴史的な側面から理解する必要がある。

2. the conditions in which a person,
animal or plant lives or operates
or in which an activity takes place.
ex) I like my current work environment.

2. 人、動物、植物の生命や営み、もしくはそれらの活動が行われる条件
例)私は今の職場環境が気に入っています。


一般的に私達日本人が理解している「環境」
=科学的に存在する私達が生きるために必要な条件の揃った状況もしくは生きている場所の状況に関して示す時は、environmentを使います。

2番目の意味で使う「work environment」とか「living environment」などは、「人・動物・植物に何か影響を及ぼす状況・条件」を示します。「work environment」は、職場のある場所周辺の状況だけでなく、お給料や人間関係、福利厚生などの条件をざっくり含めて「労働環境」を示しています。

Circumstance

countable, usually plural:可算名詞、通常は複数形を取る


■ the conditions and facts that are connected with
and affect a situation, an event or an action.
Synonym(同義語):situation
ex) Eventually, we needed to change
our schedule under the unexpected circumstances.

■ 状況、イベントもしくは活動に直接関与するもしくは影響を与える条件や事実
 例)結局、私達は予想外の状況の下で、スケジュール変更が必要となった。


類義語に「situation」とあるように何か特定の事情や物事に関係する状況について表現する時に使います。

Circumstances were getting better and better(状況は次第に良くなって行った)、The circumstances are quite complicated(その状況は非常に複雑だ)など、特定の事案について話している文脈で使うと理解すると良いと思います。

Surroundings


■ everything that is around or near somebody/something.
Synonym:environment
ex) His surroundings were violence and criminals.

■ 人や何かの周辺もしくは近くにある全て
例)彼がいた環境は暴力や犯罪に満ちていた。


類義語にenvironmentがあるように、「ある特定の人・場所の周辺を取り巻く環境」を示す名詞です。

では、「Surroundings」「Environment」は何がどう違うのでしょうか?

Italkiという質問投稿サイトに
分かり易い使い分けのポイントが上がっていました。

Environment includes more than surroundings. Environment includes weather and other factors. It may even include the emotions of the people there. Surroundings normally means just the place and its physical features.

EnvironmentはSurroundingsを包括します。Environmentは天気や他の要因を含みます。そしてそこに住む人々の感情なども含むかもしれません。Surroundingsは普通、特定の場所や物理的な特徴を意味します(後略)。

environment – 1. the conditions that affect the behavior of somebody or something (learning environment, working environment) 2. the natural world in which we live. surroundings is everything that is around or near us.

environmentは、1.誰かの行動や何かに影響する条件、2. 我々が住む自然世界;を意味します。Surroundingsは我々の身近にある全ての事を指します。

上記の説明から、以下の様にまとめられます:

Environment:
①自然科学上の「環境」
②我々に何か影響を与える何か“大きな力”が働く条件が存在する「環境」
Surroundings:
もっと我々の身近な「周囲の環境」(例えば、自分の親族や友人の話をする時や
地域についてその人達や場所の特徴を話す時など)

Atmosphere

singular:単数扱い


1.the mixture of gases that surrounds the earth and another planet or a star.
 ex) The atmosphere of the earth contains 78% of CO2.

1.地球や他の星を取り巻くガス(数種類が混じったガス)
例)地球の大気には78%の二酸化炭素が含まれている。

2.the air in a room or in a small space; the air around a place.
ex) These tropical plants love warm, and humid atmosphere.

2.小さな部屋や空間の空気;(限定された)場所を取り巻く空気
例)これらの熱帯植物は温暖で湿気の高い環境を好む

3.the feeling or mood that you have in
a particular place or situation;
a feeling between two people or in a group of people.
ex) Her speech made our atmosphere cheerful and encouraged.

3.特定の場所もしくは状況で持つ気分や雰囲気;
2人の間、もしくは複数の人達の間に存在する気分
例)彼女のスピーチは我々を元気づけ、勇気に満ちた雰囲気にさせた。


1番に関しての使い分けは分かり易いですよね。
2番は日本語でも「環境」という意味と同じですし、
3番はどちらかと言うと「場の雰囲気」を示します。

「でも、2番の意味だったら、environmentと同じですよね?」
という疑問も持ちます。

Diffizi「Environment vs Atmosphere」によりますと、

The key difference between Atmosphere and Environment is that, Atmosphere is the layer of gases around the Earth and Environment is the living or non-living things around us. Environment is called biosphere and hydrosphere of the earth and atmosphere refers to air and its components. Atmosphere is related to weather and environment is concerned with climate.

AtmosphereEnvironmentの主たる違いは、
Atmosphere地球を取り巻く気体の層の事であり、
Environment我々の周りに存在する生物・非生物の事である。

Environmentは地球の生物圏とか水圏と呼ばれるのに対し、
Atmosphere(大気)は空気とそれらの構成物を指す。
Atmosphereは天気に関係しますが、Environmentは気候と結びついている。

厳密にAtmosphereとEnvironmentを使い分ける場合:

Environment=地球上の環境全般。
Atmosphere=気体・空気に関する環境。

 

2番の例文に挙げているように「植物が好む環境」の中でも、
‟気温や湿度”について説明しているので
Atmosphereを使っていると理解出来ます。
Environmentを使った場合は、
These tropical plants demand on the environment with plenty rain.「これらの熱帯植物は沢山の雨が降る環境が必要だ」でしたら、定義に合っていますよね。

まとめ

今回は、Environment・Circumstance・Surroundings・Atmosphereの使い分けについて見て来ました。

最後に、もう一度概念としての違いが分かる表で違いを押さえておきましょう。

Environment 「地球上の環境」「人や物に影響を与える環境」
Circumstance 「物事や何か(を取り巻く)の状況」
Surroundings 「人や物などの身近にある環境や状況」
Atmosphere 「地球や特定の人・物の周りにある大気や空気層」
「一定の場所に流れる雰囲気や気分」

表現したい対象や背景によって、「周囲の環境や状況」を表わす単語を使い分ける事を知ると、より単語の持つ概念が理解出来て来ます。

語彙を増やす時などに役立て頂けると、とっても嬉しいです!

併せて読みたい:【解決!】Tell, Talk, Say, Speakの使い分け徹底解説

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