【旬なトピックを英語ニュースで読む!】「夫婦別姓」を表わす英語表現は?

夫婦同姓は家族制度を守ります
この記事は約7分で読めます。

みなさん、こんにちは!
今回は、今何かと旬な話題「夫婦別姓」
について英語ニュースを参考にしながら勉強していきましょう。

結論から言いますと
「夫婦別姓」を表わす英単語はありません。

Marriage with separate surname
Couples with/to have separate surname
Separate surnames for married couples
Use of different surname for married couples

などと表現します。

Separate surname=それぞれの姓
Different surname=違う姓

という表現を使用して「夫婦別姓」の状態を説明する感じですね。

一方、通常の「夫婦同姓」は、

Marriage with share (same) surname
Use of same surname for married couples

などと表現します。

では、最近の英語ニュースからこの「夫婦別姓」に対する理解を深めていきましょう。

「夫婦別姓」容認を避ける =shun move to support separate surnames

今回参考にするのはJapan Timesによる共同通信社の記事を引用配信したものです。(2021年2月25日)
【LDP lawmakers to shun move to support separate surnames in Japan】自由民主党は日本における夫婦別姓を容認する動きを回避する(方針)

この記事を数ヶ所引用して記事の全容を把握してみましょう。

まず、この記事では「自由民主党議員は、夫婦別姓を認める法改正を避けるため地方党議員らを緊急に集めた。」その集会の内容について書かれています。

 In what could be construed as applying pressure, a group of LDP lawmakers sent a written request to the members, the sources said Wednesday.
関係者が水曜日に語った所によると、自民党議員は地方議員に提案書を送る事によって圧力をかける事が狙いだと解釈される。

そして、この集会は50名ほどの議員が参加し、「夫婦別姓の法改正を求める申請を拒否する」という声明を発出したとしています。

For proponents, written opinions adopted in the assemblies could help build momentum for discussions in the Diet and among the public regarding the issue. 提案者は、この意見書が議会で採択される事によって、議会と国民によってこの事案が議論される気運を作る事が出来ると見ている。

この召集された議会の目的は、より国民と議会が「夫婦別姓を承認する法改正」を慎重に議論を深める事が出来るようにするためとし、男女共同参画大臣である丸川珠代大臣も『国会会期で更なる議論を進める事が私の役目だ』と述べた、と記事に書かれています。

そして、同大臣は更に『日本の男女平等に関する社会整備はまだまだ道半ばである』とも語っているとしています。

この緊急集会が出した書簡の中では、「夫婦別姓を承認する法改正」は『夫婦別姓は社会システムの崩壊につながる』と言及し、記事では以下の様な理由も追記しています。

Conservatives who say they cherish traditional values are adamantly opposed to separate surnames, and argue the move may have an impact on family unity as well as children. 伝統的な価値観を大事にする保守層は、断固として夫婦別姓に反対しており、この動きは家族の団結と子供達に影響を与えると論じている。

記事は、日本の戸籍制度に言及して以下の様に述べています。

Japan’s Civil Code requires a married couple to share a surname, and, conventionally, the burden has largely fallen on women to change their name after marriage. 日本の戸籍制度は結婚した夫婦は同姓を持つ事を定めており、慣習的に、結婚後、女性に姓を変える事による負担が課されて来た。

最後に、昨年12月に議会で承認された「男女共同参画推進基本政策案」に夫婦別姓を認める方針が盛り込まれていなかった経緯を説明し、この記事が閉じられています。

The draft policy had included wording positive about separate surnames but ultimately such language was dropped due to opposition from conservative lawmakers. 法案の素案では、この夫婦別姓に対する肯定的な文言が含まれていたが、最終段階において保守議員らの反対を受けて、それらの文言が削除されたとされている。

 その他覚えておくと便利なイディオム

  • construed as:~と解釈される、~とみなす
    例)Would an opinion be construed as an fact?
    意見は事実とみなされるのか?
  • among the public:国民の間で
    例)The cheerful atmosphere has been filled for the Japan national rugby football team among the public.
    日本ラグビー代表チームに対する明るい雰囲気が国民の間で満ちて来た。
  • sexist remarks性差別発言
    )That was not recognized as sexist remarks.
    あれは性差別発言とは認められない。
  • fall on(負担などが)降りかかる、~の上に落ちる、
    (人に)襲い掛かる、~曜日に当たる
    例)
    The increasing consumption tax becomes fall on us for sure.
    消費増税は、確実に我々の負担になっている。

 最後に:「夫婦別姓」議論の本質

「夫婦同姓制度」は女性にだけ負担をかけるという印象つけ

このJapan Times(元は共同通信の記事)の記事だけではないですが、多くのメディアがこの問題を語る時に、「日本の女性にとって、結婚によって姓を変える負担を強いられて来た」と言い切る表現が多い事が気になります。

日本の法律では、家族単位を定める上で「家族で一つの姓を名乗りましょう」としているので、本来は女性が強制的に男性の姓に入らなくてはいけない、という法の建付けにはなっていません。

夫婦がよく話し合い、どちらの姓を名乗るかを決める事は許されている訳です。

その前提を私たちは良く理解して置く必要があります。

「夫婦同姓制度」は男女差別を意味しない

日本政府の内閣府にはGender Equality Bureau Cabinet Office「男女共同参画局」という部署があり、この男女平等に対する色々な政策を推進しています。

日本には「通姓制度」があり、女性が社会活動をする上で旧姓を使用する事が認められています

一方で、一部公的書類や身分証明書などでは戸籍上の姓名を使う事が義務つけられています。

要するに、戸籍を管理する法律を守るために、社会的に便宜が図れるような制度があるのです。

結婚後に別姓を名乗りたい人は、堂々と「通姓」を使えば良いのです。

しかも、この問題は、日本の戸籍を管理する伝統的な、しかも優れた制度をどう運用するか、の議論であり、男女平等に関する問題ではありません。

先程も述べましたが、必ずしも男性の姓に入らなくてはいけない、とは決められていません。

女性の姓に男性が入る事も出来るのです。

その場合は「男性差別」と言うのでしょうか?

何でも、国連が推奨するポリティカルコレクトネスに乗っかって議論をごちゃ混ぜにするのは、我々国民の福利になりません。

個人の意見はそれぞれあって良いと思いますが、問題の本質をしっかりと見極めて議論する事が大切です。

もし、外国の友人などと「夫婦の姓」に関する話題が上がったら、

「夫婦同姓」
Marriage with share (same) surname
Use of same surname for married couples

「夫婦別姓」
Marriage with separate surname
Couples with/to have separate surname
Separate surnames for married couples
Use of different surname for married couples

を使ってアツく盛り上がって下さい!

併せて読みたい:【英語ニュースを読む】9月新学期導入について考える「グローバリズムに安易に流されるな」

コメント

タイトルとURLをコピーしました